ちたまるナビ会員の方

ID/Mail
パス
ワード

K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
モバイル版
学校メルマガ
ちたまる安全安心メルマガ
東海市子育て情報メルマガ
ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2017年 6月 19日のコラム

紫ピンク紫陽花 花言葉「辛抱」


5月24日(水)いよいよ半年後との『全身麻酔処置』の日がやって来た!!
深夜0時~10時まではお茶か水なら飲む事が出来る。
午前中は手術が幾つかあって,それが終わった時点で手術室からリハビリ病棟に連絡があり,
“武下さん,今連絡があったので,サ~!行きましょうか^^。
酸素マスクにボンベも持って・・・”と話している看護師さんの声が頭の片隅に聞こえて来る。
緊張の度合いが益々高くなる><
その看護師さんが来る前,“武下さん,私と恩先生も一緒に手術室に入りますからね^^!”と,
笑顔で来て下さった柴田先生の顔を見てホッとする。

午後2時半頃から始まった全身麻酔!リハビリ科の柴田先生,恩先生,
平野先生,角田先生と??先生(4月からリハ科に見えた先生,名前忘れてごめんなさい)。
手術室に入る前の廊下で,手術着に着替えて私を待っていて下さった恩先生の顔を見た途端,ウルウル;;;
見慣れた手術室とは言え,オペ室の麻酔科医,看護師さん,
リハ科の先生達(総勢15~6名)と,オペ室独特の雰囲気にも未だ慣れず><!
その不安に満ちた顔を見て男の先生が,“大丈夫ですからね!”と何度も声を掛けて下さる。
そして,いつもと同じように酸素マスクを被り,眠るまでの数十秒間,
柴田先生,恩先生の優しい目が私を見つめ,“大丈夫,私達がいるからね^^♪”と
言ってくれているのを見つめながら,宇宙の旅へ!!

“武下さん,武下さん,聞こえる?もう終わったから,今から管を抜くからね・・”。
病室に戻る間も,まだ宇宙のどこかを彷徨っているような?手足の痛みに苦しみながら,
【ああ,麻酔の処置が終わった!これから一晩苦しいけど頑張ろう。
そうすれば,又半年は痛み以外,絵を描いたり,コラムを書いたり,
韓国ドラマを観ながら,好きなお菓子をパリポリ食べたり,友達と話をしたり,
そんないつもの普通の生活に戻れる。明日になれば・・・】と自分に言い聞かせる!!