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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2013年 7月 29日のコラム

巨峰 花言葉「思いやり・人間愛」


梅雨明け直後から
37度を超える猛暑が5日間続いた時、
私は部屋の中で軽い熱中症のような症状が表れ
(頭痛・吐き気・冷や汗など)
すぐ柴田先生にメールでその事を知らせ
(返信=クーラーを付ける。塩分の入った水分を摂る。等々)
主人は会社だった為自宅前の千里さんに電話する。

千里さんも急に仕事が入って留守。
でも千里さんがお義母さんに電話を入れてくれたお陰で、
お婆ちゃまが来て下さり助かりました。

外は勿論ですが、家の中にいても熱中症にはなります。
皆様もくれぐれもお気をつけ下さい。

16日、病院外来に行った際、
太田教授の診察の時にその熱中症の話と、
常にホカロンと保冷剤を手足に使用している事を話す。
教授は〝本当に辛いね@@〟
そして〝主人もここ2~3日、胃の痛みと肩が強く凝って
口数も少なく苦痛な顔をしているのに、
その姿をただ見ている事しか出来ない自分が嫌になって、
早く違う世界へ逝きたくなりました〟と話すと
教授は〝そうなると沢山の人が悲しむ事になるよ〟と言われ、
〝先生も悲しんで下さいますか!?〟と聞くと
〝勿論です〟と力強い言葉が返ってきました。

自分の事、主人の事、共に老いて行くこの先の不安を隠し切れず、
つい愚痴が出てしまった私に対しても
(体調が悪くなるとこんな事ばかり考えてしまいます)
医師として、病気だけの話で終るのではなく、
こうした心の悩みまで真剣に目を見て話し、
癒して下さる教授の優しい言葉で不安から開放され、
その日は久し振りに心が、体中が楽になった気分で
自宅に戻る事が出来ました。