シンピジュウム 花言葉「素朴」
1月13日 下関のお義姉さんから宅配が届き,主人が空けてみると,
『おそいぞ武蔵&小次郎やぶれたり』の巌流焼き,
[どら焼き(しろあんと小豆餡の2種類)]が入っていました^^♪
知っていますか?巌流島の決闘!!
中に入っていた栞を読んでいたら,
皆様にも思い出して戴けたらと,ここに書いてみましたf^^。
吉川英治著「宮本武蔵」では,待ちかねて激しく呼びかける小次郎。
「武蔵っ!武蔵っ・・・」苛立ちながら呼ぶ声に,武蔵は一言も答えなかった。
ついに小次郎は「怯(おく)れたか,策か。いずれにしても卑怯と見たぞ」と長刀を抜き放った。
こうして白昼の決闘がはじまる。
一方,村上元三著「佐々木小次郎」では,巌流島の渚で,まず小次郎が足を止める。
武蔵も立ち止まる。それぞれの武器を右手にさげたまま,一言も発する事はなかった。
じりじりと睨みつづけ,気合も発せず,互いの眼を射抜くように見つめた。
やがて武蔵の顔から,しだいに血の気が引き,眼光だけがすさまじく光る。
逆に小次郎の白い顔は紅潮して,眼は細くなり,きらきら輝いてきた。
やがて二人の足は草を踏みにじり、じりじりと接近する。
こうして、きわめて好対照に描かれた巌流島決闘の息づまる一瞬。
吉川武蔵には,鋭い気合とともに迫真のセリフが飛び交う。
村上小次郎は絵巻物を見るような沈黙の睨み合いが続く。
吉川英治作品はメリハリの効いた秀逸の語り調。
村上元三作品はサイレント映画にただよう寡黙の映像美。
両大作家の,ペンの力による,巌流島対決でした♪
わしが心と巌流島は 外にきがないまつばかり♪〟と,
民謡に謡われた巌流島の松林も今は,汐風に吹き去らされて、
ふしくれだった5,6本の枯松がわずかに昔の名残を留めているとの事です!!
久し振りに宮本武蔵!懐かしんで戴けましたでしょうか^^!