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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2017年 9月 11日のコラム

百日紅(さるすべり) 花言葉「愛嬌」


前回の「絵とコラム」の続きを書かせて貰います!!

私は母として,祖母として,辛く,切ない姿を息子や孫達に見せてしまった事で,痛い涙の奥で,
情けない涙が出ましたが,主人のお陰で少しは落ち着きを取り戻せました。
皆が花火をする為公園に向かった後、家に残ったのは私と主人,次男の奥さん,由美江ちゃんの3人!
その由美江ちゃんは,少し痛みが和らいでいる私の右手を持って,手の平から肘に掛けて,
バンバンに凝り固まっている所を,ぐいぐいとマッサージをしてくれる。痛いけど気持ちが良い^―^

由美江ちゃんは若い頃から,娘の未侑ちゃんが小学校に上がるまで,
美容師として働いていた時に,マッサージの資格を取得していて,
右手しか動かない私にマッサージをする為、皆と花火には行かず残ってくれたのです!!
お嫁さんからこんな風にマッサージをして貰える私は,何て幸せな人でしょうか^^♪

マッサージをしながら,初めて由美江ちゃんに会った時,すでに入院中だった事。
その病院へ息子と一緒ではなく,1人で来てくれて,くしゃくしゃだった髪の毛を,
持って来た鋏で,『ボブカット』してくれた時の事など,様々な話をしていると,
花火を終えた孫達が元気よく,“ただいま~^^!花火楽しかったよ♪”。
“くーちゃん大丈夫?もう痛くない?・・・”。“何か冷たい飲み物持ってこようか?”と
口々に言ってくれる孫の顔を見て,孫は孫で,こんなにも私の事を心配してくれていたのだと思うと,
またウルウル涙が;;;!
でも,この涙は痛い涙では無く,心が,胸がキュッとする,あったか~い涙;;;。

そして夜も更けた10時すぎ,“くーちゃーん,また来るからね^^♪”と言って,
1人1人私と握手したり,ハイタッチをして,“バイバーイ,おやすみ~^-^”と,
それぞれ家路へと帰って行きました。
2週に続き読んで頂いた皆様に,心から感謝を申しあげます!!