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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2009年 9月 28日のコラム

ピンクの秋桜 花言葉「真心」


ある日の事。 

(午後10時を回った頃)急に、意識レベルが低くなり、
目をつむると、すーっと、体がどこかに引き込まれるようで、
「お父さん、死んじゃう、死んじゃう・・。 
息が、できない・・」
主人は慌てて、先生に電話を入れ、緊急外来へと急ぐ。

病院へ着くと同時に、
看護師さんが待っていてくれて、
(偶然にも、元、私が入院する病棟にいた看護師さんで、
月に一度、緊急外来の当直があるとの事・・) 
青い顔で、声も途切れ途切れの私の手を、
ずっと握り締め、声を掛け続けてくれました。

私の担当の先生も、すぐ来て下さり、
レントゲン、心電図、採血をする。
特別、悪い所もなく、暫くして、
いつもの私に戻ると、先生は私の手を握り、
「良かったね、もう大丈夫だよ・・」と、笑顔で・・♪♪

その言葉で、病院に泊まる事無く、
午前3時すぎ、家に戻りました。