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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2010年 4月 19日のコラム

紫クリスマスローズ 花言葉「私の不安を取り除いてください」


昨年の10月頃から、いろんな事が多々あり、
「絵」が描けなくなってしまった。

私が絵を描く事は、唯一、
「いやな事、痛みの事・・・」等などを忘れ、
無になれる時間だったのに。 

せめて、月1枚は描こうと、
気持ちだけは頑張っているのに・・・。 
この手が、指が、筆を握ってくれない。

頑張ろうとすればするほど手に力が入らず、
「絵」が描けない。


新年を迎え、少し心にゆとりが出始め、
犬のソエルから、やる気力をもらい、
1月1枚。2月1枚。3月1枚・・・と、
やっと「絵」を描くことが出来た。

4月ももう半ば、1枚、2枚・・・と、
描いて行けるように気持ちを変えよう。
何もせずに、ボーっとしていても、時間はすぎて行く。
一日なんて、あっという間に終ってしまう。 
無理に頑張るのではなく、
少しずつでいい、今の自分から抜け出そう。 

元旦の日に、自分に誓った言葉を思い出し・・・