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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2010年 6月 21日のコラム

紫あじさい 花言葉「辛抱強い愛情」


入院中に、お見舞いに来てくれた人の中で、
3~4年ぶりに会った友がいます。

今から10年前に、
藤田の病院で、同じ病棟、リハビリ室と、
毎日顔を合わせ、自然と友達になったその彼は、
当時、20代半ばで、背の高い好青年でした。

リハビリ後、何度となく私の病室に来てくれて、
お互い話をしながら、入院中の気を紛らわせたりしていました。

その彼も私と同じく、
一生車椅子生活と宣告されていましたが、
ある日、エレベーター前で私の顔を見るなり、
「武下さん、僕の足が、動くんですよ・・・♪♪」と
嬉しそうに言い。

教授も、「奇跡が起きた・・・」と言うほどの喜びに湧いた。

その当時の事を、
ついこの間のような錯覚に採られるほど話が弾み、
2時間余りの時間があっと言う間に過ぎてしまいました。

その彼とは、今でもメールでの近況報告をしています。
36歳になった彼は、「全然変わっていないなー・・・」と、
主人が言うほど、あの当時のまま。

変わったのは私だけかな~。