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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2010年 10月 25日のコラム

黄花コスモス 花言葉「真心」


私は半年に一度、
全身麻酔での「爪きり&稼動術等」の処置をしています。

その半年が早、やって来ました。
その日が今日、10月25日。
この「絵とコラム」を観て下さっている頃、
私は入院先の藤田保健衛生大学病院の門をくぐり、
通い慣れた?? 2-6病棟に向かっているか、
ベッドに座っている事でしょう。 

事前に必要な「レントゲン、心電図、採血等々」は
済んでいるので、残っている分は病室でします。 
それにしても本当に月日の経つ事の早いこと。

そしてもう一つ、
何十回と経験しても慣れない手術室へと、
ベッドで行く時の、あの白い壁の長い曲がり廊下。
そして、病棟の看護師さんからオペ室の看護師さんに
引き継がれる時の会話を聞いている時の胸の高鳴り。
オペ室の麻酔科の先生と看護師、
私の主治医と先生たちが集まった所で、
今日予定しているオペ室までベッドに乗って、
ぞろぞろ移動する時の高鳴る胸の鼓動。 

あー、もう何十回と経験しているのに、
頭にその光景がくっきりと映し出されるだけで、
大きな溜息が出ます。
でも、やらずに避けては通れない処置、
今回も覚悟を決め、大勢の先生方に、この体を委ねてきます。

やって貰える事に感謝して。