ランタナ 花言葉「協力」
ふと思い出した長男の、高校入試時のエピソードを綴ります。
私立高校入試の日の前の夜、
お弁当の下ごしらえをしました。
おかずは勿論、試験に勝つようにと、
「とんかつ♪♪」。
当日の朝、
ピンポーン、ピンポーン・・・と、チャイムの音が。
「誰かなー・・・?」と布団から出て玄関を開けると、
長男の友達が、「バスに乗り遅れるよ」と
迎えに来てくれていたのです。
私は「あっ・・・」。
急いで長男を起こし、
身支度をしている長男を横に見ながらおにぎりを作り、
カバンに放り込むように入れ送り出す
(勿論、トンカツは無い)。
無事試験は合格しましたが、
私って、これで母親と言えるのかと落ち込みました。
次は公立高校の面接の日の事。
その日はちゃんと朝ごはんを食べ(当然ですよね)
無事に面接が終わるのを祈りながら送り出す。
暫くして学校から、
「受験票を忘れてきているので、すぐ持って来て下さい」と
電話があり、息子の部屋から受験票を探し、急ぎ学校へ。
「大丈夫でしょうか? 面接間に合いますか・・・?」
私の慌てふためく姿とは対照的な先生の笑顔、
「大丈夫ですよ」。
今だから笑って話せる事ですが、
そのそそっかしさは親子して、未だ治らです。