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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2013年 12月 23日のコラム

ゼラニウム 花言葉「尊敬と信頼」


入院6日目 
午前1時過ぎ、余りの痛さにナースコールを押す。
深夜勤務の松岡ナースにホットタオルをお願いし、
座薬も入れて貰う。
ギャーッと悲鳴をあげたい痛み><に声を押し殺し、
〝痛い、痛いよ~、誰でもいいから何とかして~><〟
と泣きながらその痛い足の大腿部を右手で叩く@@
胸も痛くなり、その胸を今度はバンバン叩く。
その内泣き疲れてウトウト;;

で!!また目を開けると痛みが襲ってくる。
その繰り返しを続け、AM3時50分電気をつけてもらう。
少しずつ強烈な痛みが去って行ってくれる。
体中がぐったり><。

AM5時過ぎ、痛みが和らいだ所で気持ちを切り替え、
看護長とナースの皆様にお礼の手紙を書く。
でも右手も疲れているのか、手が小刻みに震え字が歪んでいる。
外は台風27号・28号接近の激しい雨が降っているが、
それも時間と共に雨も止み明るい陽射しが出て来た。

台風直撃を受ける前にと
主人が迎えに来てくれたので退院の準備をする。
けど、いつものにこやかな笑顔での退院と違って
今回の退院は体がだるく、笑顔もいつもより半減。

それでも、どんなに狭く汚い家でも我が家が一番。
主人は早速、退院祝いと言って
私の好きな“ちらし寿司”を買って来てくれる。
毎回決まって買うお寿司屋さん、「いちふく」さんは
お店を閉めてしまったので(今は喫茶店になっています)
違うお店での“ちらし寿司” 
味は違っても、主人の心が篭もった退院祝いに感謝するV^―^♪
少ししか口に入らなかったけど精神的には楽になりました。

皆様に感謝です。