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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2014年 4月 14日のコラム

ゴデチア 花言葉「変わらぬ愛」


3月27日、春休みを利用して
長男の子、藍ちゃんと知君、ママの3人が来てくれました
(長男は仕事)

前の日に知君から電話があり
〝知ね、じーちゃんにお願いがあるんだ。
じーちゃんの作るタコ飯が食べたいから作ってね♪♪〟
それを聞いた主人は
〝知、じーちゃんの作ったタコ飯が食べたいって?!
知のリクエストだからじーちゃん頑張って作るな〟

電話を切った後の主人の嬉しそうな顔f^^ 

すぐタコを買いに出かけ、
その日の夜の内にタコを煮て、
次の日の朝、会社へ出かける前にお米をとぎ、
タコを煮汁と一緒に入れてお昼に炊き上がるように
タイマーを入れ、会社に行きました。

午後1時半ごろ、
〝くーちゃーん♪♪こんにちは~。あつい暑い!!〟と
言いながら知君は上着を脱ぎ下着になる。
私に早く会いたくて、途中から一人で走って来たそうです。
早速ママからタコ飯のおにぎりを作って貰い
(大きなおにぎりを3個も食べる)

〝やっぱりじーちゃんのタコ飯は美味しい♪♪〟
その知君は何を思ったのか
〝くーちゃんの肢、早く生えてくるといいね〟を
何度も言ってくれるのです。

次の日の夕方、3人を駅まで送って行く車内でも
〝くーちゃんの肢、早く生えてくるといいね。
そうしたら知のお家まで歩いて来れるのにね〟
“歩いて長野までは無理でしょう”とママが言い、
その言葉で主人は胸にぐっと来る物があり
黙って運転していると、
〝ねー、じーちゃん、泣いているの!?
どうして黙っているの!?〟

小2になる知君、もうそう入った人の痛み、
気持ちがわかるようになって来たのかなと
主人も私も、今回は感概深い物が胸に沁みた孫達との再会でした。