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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2015年 3月 2日のコラム

白赤まだら椿 花言葉「謙遜の美徳」


前回の続きです。

主人が出かけた夜、
長男が私のトイレ介助の為
ベッドから車椅子に移動すると、
“わ~^^くーちゃんが浮いたー!!”と言うが早く
2人の孫は私のベッドに座る
(何故か孫達は私のベッドに座るのが大好きで^-^)。

息子は主人より力がある分軽々と??
でも、“結構重い^×^”と、
小声で私の耳元で呟いたのを私は聞き逃さずf^^。

10日は主人の兄の告別式の日。
そして私は、
すでに決まっていた知多市の小学校へ出かける日。
本当は学校へ行くのを躊躇っていましたが、
長男が私をその学校へと連れて行ってくれました。

その傍らには孫2人とママも一緒に。
“お義母さんの話を私も聞きたいのと、
むつかしくてもこの子達にも話を聞かせてあげたい”と言って。

藍ちゃん、知君は、
“くーちゃん、緊張している?”と何度も聞いてくる。

5,6年生の生徒に、45分間話を聴いて貰った後、
長男ファミリーが私の元へ。
藍ちゃんが私の車椅子を押すと、
私の横にいる知君は小声で、
“あーちゃん、ここの角を曲がったら、
知に車椅子押すのを変わってね”と話している。

その時の知君の顔は、大勢の生徒の前での恥ずかしい顔ではなく、
笑顔が満ち溢れた優しい顔。
2人とも車椅子の私を恥ずかしがる事無く!!

その2人に話を聴いた感想を書いて貰いました。
小2の知君は、
「よくわからなかったけど、言葉のぼうりょくはいけない。
5,6年生はうごかずに聞いていてすごかった。」
小4の藍ちゃんは、
「長くて少し退屈したけど、言葉の暴力は人をつらい気持ちにさせ、
心に傷を付けるので気をつけたい。」

こんな身体になった事は辛いけど私の心は温かいです。
感謝。