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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2015年 2月 23日のコラム

麦撫子 「気持ちがなびく」


2月7日、主人の兄が(長男)
長い人生に終わりを告げ旅立ちました。

義母が旅立った時は、
九州まで毎日往復して見送った主人
(病院での別れ、お通夜、告別式。)
そうした原因が私。
その時は本当に、口に出して説明も出来ないほど、
とても胸が痛かったです>×<

義兄が亡くなったと連絡が入った時も、
私の身体の事はわかっているので、
来なくても誰も何も言う人はいないからと、
義姉、義兄(次男)が何度も言って下さり、
主人は“弔電を打って、こちらで見送る”と
言っていましたが、私は胸が痛くて><

そんな時、長男から電話にて、
“伯父さんに最期の挨拶をしてきて欲しい。
その後、いつも言っていた
お爺ちゃんとお婆ちゃんのお墓参りもして来て。
お母さんの事は僕達に任せて”
そしてママも、
“そうそう、お義父さん、安心して行って来て下さい。
こちらの事は気にせず”と言われ、
主人も私も素直に甘えさせて貰う事に。

9日の10時過ぎ、長男ファミリーが帰省。
午後4時、息子達が駅まで送り、主人は兄の下に。
長男とママが言うには、
“長男として当然の事”
“お義父さんとお義母さんには、
これまで感謝しきれないぐらい良くして貰っている。
これは本当に当然の事だからそんなに気にしないで^^”

主人から、
“今から新幹線に乗る。今、中津に着いた。
今、実家に着いた。”等々、
何度も連絡が入ってくる。
私は義兄に最後の手紙を書き、それを棺に入れて貰って、
ベッドの上で最期のお別れをしました。

主人が帰れた事に兄弟皆が喜んでくれた事。
長男ファミリー、次男ファミリーが手を取り合い、
私の介助と気遣いをしてくれた事。

息子達の心の内が分かり、感謝一杯の3日間でした。