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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2015年 11月 23日のコラム

ビンカ〈日々草〉 花言葉「優しい」


10月20日,
“あ~、いよいよ今日は全身麻酔の日!!”
絶食の所,アイトロールとテグレトールの薬だけは飲む。

午前8時40分平野先生が,
“眠れなかったようだね,
今日は外来の診察があるので手術室には入れないけど
頑張ってね。柴田先生,恩先生,赤堀先生たちが
入ってくれるので,僕は夜には来れると思うけど,
多分ぐったりしているだろうね^^。”

10時25分主人。
主人の右目から2cm程の大きさの,血の塊が出来ている!!
5年前に網膜はく離の手術をやっている為,
“心配だから眼科に行って来る,
一応先生には連絡を入れておくから頑張るんだぞ。”

午後12時35分,1時予定が30分早くなったから
と急ぎ準備。
看護師さん2人と手術室へ!!

行き慣れた廊下をクルクルベッドを押し手術室へ。
第一扉が開くと,いつもなら麻酔科医,看護師さん達が
待っていて下さるのに誰もいない。
看護師さんも始めてきた方,戸惑いながら次の扉へと進む。

途中会った方から,6番手術室と聞き直行。
開いていた手術室入り口で,柴田先生,恩先生が
“あ~,こっちこっち。私達も慌てて今着いた所^^。”
いつもと違う雰囲気の中ドキドキしていたけど,
先生達の顔を見てホッ^-^。

そこへ,“武下さん,昨日お会いしました鈴木です,
今日は宜しくお願いしますね^^”
12時55分マスクを口に当て麻酔が効いて来る数秒間,
柴田先生,恩先生の目を見つめ,
眼と眼で頷き合っているうち宇宙の旅へと!!

病室に戻った時間の記憶が無い。
5時半過ぎ,平野先生が主人と話している時は,
まだぼんやり。主人の眼は疲れによるもので心配なかった。
体が疲れていた私は,主人が帰ったのも気が付かず眠っていた!!