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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2017年 6月 12日のコラム

エレモフィラニベア 花言葉「あこがれの人」


入院2日目〔23日〕《この日は私の最愛なる母の【七回忌】。
そして私が始めて藤田の病院へ来る前の,病院の門をくぐった日!!今日から闘病生活22年目に::》
入院前,我が家の小さな庭に毎年咲いてくれる〔紫蘭〕の花を下描きし,
病室に持って来ていたので,今日はそれを完成させて,その花の絵に,
『笑顔でいるからね・・・と思い偲ぶ』とこんな言葉を添えて見ました。

生前,母は,こんな体になった私に,“笑顔でいなさい,どんなに辛くても笑顔があれば・・・!”と,
電話や手紙で何度も母から聞いた言葉。それで供養の意味で,この言葉を書いたのです!
幾つになっても母から色んな事を教えて貰いました。今日あるのは両親のお陰。
でも,五体満足に生んでくれた体をここ迄傷つけた事は,母には隠したまま!
棺の中で眠る母に号泣しながら,その事を懺悔して【最期】のお別れを;;;。
今もその時の事を思うと胸が痛みます><!

そんな余韻に浸っていると,明日の全身麻酔の事で手術室の麻酔科医が同意書を持って見える。
説明は毎回同じ内容でも,見える先生は毎年のように違う!
その説明が終わると今度は眼科へ。視力=「右目1,5 左目1,0」。
白内障も,“今回も,まだ大丈夫ですよ^^”良かった~!!
続いて歯科へ。右舌の横に大きな口内炎が出来て,食べるのも喋るのも歯にあたり、
とても痛かったけど,歯を少し削って貰っただけで,あっと言う間に解消。
何も痛くありませんf^^!こんなに直ぐ治るのであればもっと早くに診て貰えば良かった。

病室に戻ると陽子先生が,珍しい「紫陽花」の花を持って,待っていてくれる!
明日の全身麻酔の事を忘れようと必死にその紫陽花を下描きしていると,
看護師さんがそっとドアを開け,“集中していますね~^^”
気が付くと,何と12時を回っている。すぐ電気を消して貰い,今度は眠る事に集中する。
お休みなさい!!