読者の"気になる話”や"ウワサ”などを、ちたまる編集部が調査する「ちたまる調査隊」。
今回届いたのは、知多半島のお雑煮についての調査依頼!
【調査依頼】
「地域によってお節やお雑煮などが変わります。知多地域ではどのようなお節やお雑煮なのか知りたいです。」
(知多市・とんちゃんさん)
とんちゃんさんは、ちたまる調査隊へ何度も依頼を送っていただいている読者さん。いつもありがとうございます!
▼過去に調査した、とんちゃんさんからの依頼記事
地域によって餅の形やダシ、入っている食材などが変わるお雑煮。
知多半島でも地域差があるのか…今回はお雑煮について、さっそく調査開始です!
知多半島のお雑煮調査
早速、約4,000名の人にフォローをしていただいている、ちたまるNaviのSNSアカウント・
Twitterと
Instagramなどで、読者の皆さんに聞いてみました。
たくさんのご参加ありがとうございました!
アンケート結果発表!
それでは、気になるアンケートの結果をご紹介!自分と一緒?違う?など、皆さんの家庭とどんな違いがあるのか、照らし合わせて読んでみてくださいね。
1.餅の形はどんな形ですか?

知多半島の餅の形は、ほぼ「
四角い餅」のようです。「
丸い」「
台形」の形をした家庭もあるようです。
<その他、アンケートより>「餅は杵と臼でついてました。準備が大変だけど…コロナ禍で親戚が集まるのが難しくなったので人手が足りず、ここ数年は餅つきしてませんが、そろそろ再開しないと年に1度なので手順を忘れちゃいそう」
「お餅が上手く食べれない親戚の幼い子用に、
白玉団子を入れています!!」
「
餅は焼かずに入れます、もちろん」
「餅は貰ったり買ったりだが 基本四角い。 我が家は焼き餅の上に汁をかけるスタイル」
「
元々は、餅をそのまま入れていたのですが、知人から『一度餅を焼いてから入れる』というのを聞いて試してみたところ、その味にハマりました。手間はかかりますが、
一度軽く焼いた餅でつくると、トロトロになりすぎず美味しいのでおすすめです」

焼いていれるとこんな感じで外はカリっとなるようです。「焼いてから入れる」というコメントが多く見られました!
2.具材は何が入っていますか?
入れる具材は多種多様。ほとんどの人が複数回答でした。特にこれだ!という決まりはないようですが
「小松菜」「かまぼこ」「かつお節」「鶏肉」を入れる家庭が多いようです。
「小松菜」を入れない家庭は「ほうれん草」「正月菜(もち菜)」を入れたりするようです。彩りが良くなる
「にんじん」「イクラ」も複数票ありました。

その他には、「しいたけ」「白菜」「はまぐり」「スルメの千切り」「ごぼう」「大根」「水菜」「海老」…等といった回答が1~2票ずつありました。
<その他、アンケートより>
「お雑煮には、
イクラが入っているのが当然だと思っていたのですが一般的ではないのです?おせちをつくる際に、この地域では
ハゼが全然売っていなくて大変だと毎年困っている印象です」
「つくってくれる人が小松菜が嫌いなので、代わりにほうれん草を入れてるみたいです」
「すまし汁に丸餅だけが入っていて、あとの具材は大皿に盛って、トッピングで各自投入」
「実家で両親が家庭菜園をしていたり、親戚にいただいたりで、野菜たっぷりのお雑煮です。お正月は、野菜不足になりがちなので、大人にも、3歳の娘や1歳の息子にもピッタリ!娘は来年(2023年)お餅のお雑煮デビュー。息子は、まだお餅は食べられないので、雑炊の予定です」
3.どんな汁ですか?
汁は、
すまし汁が圧倒的に多いです。
醤油ベースのつゆもあるようです。
<その他、アンケートより>
「母親の実家が九州なので、名古屋っぽい味付けではないのかもしれません。こういうのって、親の出身地の味が出たりするのかな、と思いました」
愛知県といえば「味噌」のイメージが強いですが、今回の結果では味噌を使うと答えた人はいませんでした。
4.変わっている点や、お雑煮・お餅・正月料理にまつわるエピソードがあれば教えてください。
「
お雑煮と一緒に、必ずぜんざいが出ます。お餅入りの粒餡ぜんざい」

「お雑煮はあまり食べません。個人的には焼き餅一択です!醤油と砂糖と七味を混ぜて海苔で巻きます」
「毎年1日に名古屋市の実家に集まり、お雑煮を食べます」
「母がつくる長崎風甘い押し寿司と一緒に食べるのが正月の楽しみです」
「私の住む地域では、お正月にお餅を食べない風習があります。我が家でも元日の朝は、おはぎの真ん中のような餅つきしていないご飯を食べてます」
お雑煮ひとつとっても、様々なレシピや食べ方、風習があるんですね!
ちなみに「お餅を食べない」という風習は、現在も美浜町野間のあたりであるようですよ!
▼過去に「ドデスカ!」で取り上げられていました
“飛鳥時代から続くお寺「野間大坊」
野間大坊には源義朝(みなもとの・よしとも)のお墓が。
※源義朝イメージ
実は1159年平治の乱で命からがら逃げて知多半島の野間にたどり着いたそうです。そこで餅をつく前のもち米を手づかみで食べた義朝。その数日後に義朝は暗殺され、その翌年の正月その地では伝染病がはやってしまい、このことからこれは義朝のたたりだと考えられ、餅を食べない風習ができたそうです。”【引用】ドデスカ!全力リサーチ(https://www.nagoyatv.com/dode/program-corner/tokusyu_wed/research/entry-8701.html)まとめ
今回のアンケート結果からみると、「知多半島ならでは」のお雑煮があるというわけではないようです。特徴のあるお雑煮は、県外から移り住んできた人の元々住んでいた地方の文化だったり、各家庭独自の“家庭の味”が影響しているようです。
ちなみに今回のアンケートは、
「東海市」在住の人の回答率が1番でした。
※今回のアンケート結果(住んでいる市町集計)日本では古くから伝わるお雑煮。
一年を無事に過ごせるようにとの願いが込められているといわれています。昔からある日本文化を大切にしていきたいですね。
ぜひ、この記事の内容を家族・親戚の集まりのネタにしてみてくださいね!
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