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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2010年 5月 3日のコラム

シクラメン&仲間 花言葉「はにかみ」


孫の歩夢くんの左手指にひびが入り、
痛々しい包帯姿で、我が家に来てくれました。 

私の前に来て、私をじっと見る。 
「何か言いたそうだ・・・?」
私は、そんな歩夢くんの気持ちを察して、
「ね、歩くん、歩くんとくーちゃんの左手、一緒だね。
使えなくなっちゃったね・・・」 

すると歩くんは、
「ちがうよ、くーちゃんといっしょじゃないよ・・・」
「うん・・・? だって、包帯しているから、
左手使えないでしょ・・・?」
「だいじょうぶ、ちゃんとつかえるよ、ホラ・・・」と言って、
私の前で、
包帯をしていない左手の親指と、人差し指を動かす。 

そして嬉しそうな顔で
「じ、かいてあげよっかー・・・♪♪」と、鉛筆を持つ。 

最近、自分の名前が書けるようになり、
全然書けなかった名前を、すらすらと書く。

(あ・ゆ・む)    

この3文字は、大人でも難しいと思う。 
歩夢くんも5歳、成長しています。