ちたまるナビ会員の方

ID/Mail
パス
ワード

K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
モバイル版
学校メルマガ
ちたまる安全安心メルマガ
東海市子育て情報メルマガ
ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2011年 5月 23日のコラム

ピンクのアマリリス 花言葉「すばらしく美しい」


今回の入院中、ドッキリ対面がありました。

それは、平成12年、
藤田保健衛生大学病院に前の病院から転院して、
4人部屋で一緒だった、
当時、小学校6年生の茶田ゆきみちゃんの事。

ゆきみちゃんは静岡県熱海市から来ていて、
6年生ながら家族と離れ、
過酷で孤独な入院生活を送っていました。

カーテン1枚隔てた距離の中、
私が母親代わりにとおこがましく思っていたのに、
時々、気を失ってはベッドから落ちたりした私を、
逆に助けてくれたのがゆきみちゃんでした。

当時、失声症として言葉も満足に発せられなかった私は、
何とかゆきみちゃんを励ましたく、
ディズニーキャラクターのミニーちゃん等の絵を描き、
ゆきみちゃんのベッドに飾って貰いました。

そのゆきみちゃんがお父さんと一緒に外来受診に来ていて、
何も知らない私に恩先生から、
「今日はサプライズで人を連れて来たよ^^」と言われ、
誰かな?と思っている私の前に、
美しい女性が。

その後ろには男の方が、
「あっ、ゆきみちゃんのお父さんだ」という事は、
この美しい女性は、「ゆきみちゃん・・・?」 

当時12歳だったゆきみちゃんは22歳に。

恩先生は柴田先生にも私の病室へ来て貰い、
「ここで、ちょっとした同窓会になったね^―^」と
当時を振り返り、皆、笑顔で懐かしみ話しました。