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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2011年 6月 6日のコラム

二色のアジサイ 花言葉「辛抱強い愛情」


5月1日、主人は肉離れをしました。

その日は日曜日だったので市民病院の緊急外来にて診て貰い、
次の日、改めて整形外科で診察を受け、
全治6週間の診断を言い渡されました。

同日、兄から手紙が届き、
その内容は、「久美子からの手紙にて、
そちらの様子を知り、(私の全身麻酔をする日)
連絡をするのをためらいました。
母がその日に検査をと言う事で、
施設から病院へと移り入院しました。
検査の結果、左肺に水が溜まり呼吸困難を引き起こし、
一時状態も思わしくなく心配しましたが、
話しかけると頷いているので意識はあります。
現在は口からの食事は難しい状態で
点滴にて栄養を補っています。
出来るだけの処置をして頂いているので、
久美子も無理をしないように」。

兄の、私に対する気遣いが胸に沁み入るのと同時に、
母が苦しんでいる様子が頭に浮かび、
すぐにでも母の所に行きたい衝動に駆られ、胸が痛みました。

9日の深夜から3日3晩、私は強烈な痛みにも泣かされ、
この体を呪わずにはいられませんでした。

12日、義姉から葉書が届き、
「母はこの所落ち着いて来て、私に手を差し伸べてきます。
涙々で病院から帰る時もありますが、
久美ちゃんの代わりに毎日会いに行っていますので、
心配しないで自分の体を大事にして下さい」。


感謝です。