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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2011年 6月 13日のコラム

ハイビスカスプリン 花言葉「上品な美しさ」


5月23日
この日は私にとって、どんなに忘れようとしても忘れられない日。

今から16年前のこの日に入院をして
(半田病院で4年1ヶ月と6日)、
退院する事無く藤田保健衛生大学病院に転院
(1年2ヶ月と10日)。

そして、5年3ヶ月と16日の入院から退院して、
早や11年の歳月が過ぎました。
この間、誰もが経験できないような
凄まじい格闘との日々に明け暮れ、
今思っても、よくここ迄やって来る事が出来たなと、
自分でも驚くほど。

勿論、ここまで来られたのは、
藤田リハビリテーションの才籐教授、柴田先生、
恩先生を始めとする、先生方のお陰。
そして、友達、友人、知人。
また、主人、息子達、家族の協力(絆)があっての事。

今でもこの手足、体の痛みには泣かされていますが、
それでも当時の地獄のような日々とは違った、
心のゆとりがあります。
痛みに関しては変わらないものの、
“眼が死んでいるよ、どうしたの?何があったの?”と
言われないほど、笑顔で日々暮らせるこのゆとり。

でも、5月に入ってから、そのゆとりが曇っています。
この体の強い痛み(この先、どうなって行くのか?)の不安。
そして、母の心配と不安が体中にまとわりついて。

「お母さん、誕生日おめでとう(5月12日、91歳)
近い内、必ず会いに行きますね、待っていて下さい」