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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2011年 6月 20日のコラム

ジャーマンアイリス 花言葉「使者」


5月23日 午後11時30分。
私の最愛なる母が永眠しました(91歳)

私が三肢麻痺となって以降、
大好きなお茶とお饅頭を断っていた母。
その大事な母が亡くなり、体中の力が抜け落ちていきました。

奇しくもその日は、
(平成8年)私が始めて入院をした日。

その日からまる15年経ち、
この体になって16年目に入ったのだと、
朝から当時の事を思い出し精神的に不安定な日でもあり、
母の事をずっと思っていたのも本当で、
まさかその日に母が逝ってしまうなんて;; 

24日、病院外来から4時半ごろ家に戻ると電話が鳴っていて、
母が亡くなった事を知らされました。
兄は私の体の心配をして、
病院から帰るまで電話をするのをためらっていたそうです。

母が亡くなり、娘として何の手伝いも出来ず、
すべて兄達にお任せ。
そんな事で本当にいいのだろうか? 

私が両足無くした事は母に内緒にしてあります。
(兄姉弟で話し、
こういう体になった事でもショックを受けているのに、
そこへ両足まで無くした事は、
歳行った母には知らさない方がいいとの事で)

両親から頂いた大事な体を・・・
私は本当に親不孝者です。

31日、病院の帰りに母に会いに行く予定をしていたのに;;

思うように行動できないこの体が
疎ましく思われて仕方がありません。