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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2011年 6月 27日のコラム

額アジサイ&ヤマアジサイ 花言葉「謙虚」


義姉の話では、
「最期の最期まで皆で声をかけていると、
それに答えるかのように、また心電図が動き出して。
でも結局は;; 
最期は穏やかに、眠るように逝ってくれたので、
それだけでも本当に良かったと思っている。
お母さんが、“久美子に上げるの^^”と、
生前よく言っていた絵手紙(施設で描いたもの)貰って上げてね」。

25日のお通夜は私の体調悪く、主人と次男が。
翌日、26日の告別式には、
転勤先から長男ファミリーも駆けつけ、
次男ファミリーと主人、私、最期のお別れをして来ました。

私は母に最期の絵手紙を贈りました。

「最愛なる母へ。
私を生み育て、愛してくれた事、心から感謝をします。
今年(1月11日)施設に会いに行った時のお母さんの顔、
1語1句、全て覚えています。
何もして上げられず、
中々会いにも行けなかった私の親不孝を許して下さい。
今はもう苦しむこと無く、安らかに眠って下さいね」。

号泣しながら母の顔を見ると、何と美しい顔。
しわも、シミも無いつるつるの顔。

40年前に亡くなった父が、
「遅かったなー^^、待っていたぞ。
自分の分も子供たちを大事に育ててくれて有難う」と言って、
母を優しく迎えてくれていると思います。

最期を看取れず心残り一杯ではありますが、
母が頑張った分、私も頑張って生きます。