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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2011年 12月 19日のコラム

菊 花言葉「私を信じてください」


入院3日目
今日は全身麻酔での「非観血的関節授動術&爪きり&清拭」の日。

看護師さんがオペ室に持って行く着替えのパジャマ、
下着等々の準備に出たり入ったり。

“あー、緊張してきたー@@”

平静を装って「さざんか」の絵を描いていると、
石原先生、小杉先生が。
そのあと柴田先生が、又々そのあと恩先生が来て下さり、
緊張しっぱなしの私に、
関係ない話で気持ちを解して行ってくれました^口^

午後1時15分、教授回診があり、
ざわざわと音が聞える中、白衣姿の大勢の先生方が部屋に入って来ました。
(余談ですが、こういう時って良く知っている先生方であっても、
かなり圧倒されますよ^^)

会いたかった才籐教授は他の会議にて加賀谷準教授の回診でした。
“これからですね、頑張って来て下さい”等と話している時、
私の外来主治医である太田教授がニコニコ笑顔で、
“武下さん、こういう時に爪にネールをやって貰うと良いよ^^”
それに答え私は、“先生がやって下さいますか♪♪”と言うと、
“僕は無理、無理^^”とその場の雰囲気を笑顔で盛り上げてくれました。

3時10分にオぺ室から呼ばれ、
顔が、体が、ピクピク震えているのが目に見えるほど
緊張が増してきました@@ 

柴田先生達の優しい目が私を見つめる中、
“ハーイ^口^僕が来たからもう大丈夫ですよ”

オペ室の麻酔科医、木村先生の底抜けの明るい笑顔と声。
私は少し笑顔を取り戻し、酸素マスクを被り宇宙旅行に旅立ちました。