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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ニュース
ぐるりお遍路の旅
JTB

2015年 6月 22日のコラム

忘れな草 花言葉「私を忘れないで下さい」


入院2日目 深夜0時を回る直前から
右足付け根から幻肢痛に至るまで、
強烈な痛みが走る。

“痛い、イタイ><”と顔を歪めている所へ
看護師さんが見回りに来て、
“武下さん、どうされましたか?
かなり痛そうですが薬は無いんですよね。”
“大丈夫です、いつもこうですから×”
“今、温かいタオルを持って来ますので
待っていて下さいね。”と言って、
熱々のタオルを袋に入れ私の足の付け根に当ててくれる!!

AM4時過ぎ、ようやく痛みが和んできた。
気分転換に「撫子」の花の絵を描く。

6時、
“今日は5月26日。ただいま6時になりました。
起きて下さい♪♪”と小さな優しい声が、
ナースコールを通して聞こえて来た。

病棟によって異なる看護師さん達のケアー、
色々です^^。と思っていると又、
ビビビッと強い痛みが襲って来て顔が歪む><”

9時05分、恩先生が来てくれる。
痛みがあったが笑顔で話す^-^。
“明日から3日間新潟へ出張だから、
この入院中はもう会えないね。
8月に3日間掛けての大きな会があるので、
その時用の絵を何枚か6月中に持って来てね、
そこから教授が選んでくれるので。”と
ポスターの絵を頼まれる。

10時35分、柴田先生が東名ブレースの宇野さんと
車椅子の修理の為来て下さる。
クッションだけではなく前輪も劣化しているので
取り替える事に。

宇野さんが帰った後、柴田先生と色々な話をする。
久し振りに長く話せた事で
心の中がスッキリしたような気分に☆^^。

午後3時45分、布施先生が、
“28日の全身麻酔の日は外病院に行く日なので、
手術室には入れず申し訳ないです”と。
痛みから始まり、痛みで終った2日目!!