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K's Gallery

武下久美子
東海市在住。

1996年、病に倒れ、原因不明の難病「RSD」を発症。両足と手足の自由を失う。 発症から1年半が過ぎた頃、友人に勧められて絵と出会う。 以来、自宅で闘病生活を送りながら、わずかに動く右手で絵を描き続けている。 友人や家族の協力で、旧東海市民病院や東海市市民活動センターなどで個展も開催。 2002年には作品を集めた著書『自分との闘い 自分への励まし』を出版し、 病気と向き合う辛さや周りの人たちへの感謝の思いを綴った。 全身に強い痛みが走る難病と闘いながらも前向きに生きる武下さんの姿は多くの反響を呼んでいる。
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ぐるりお遍路の旅
JTB

2017年 7月 10日のコラム

ガーベラ  花言葉「希望」


5月27日(土)退院の日♪♪
毎回入院し,退院する日は,病棟の看護長,主任,看護師,看護助手の皆様に,
お世話になったお礼状を書いていますが、今回も明け方から書き,
その後はベッド上に手が届く範囲に置いてある荷物(洗面道具・絵の道具など)を,
唯一使える右手3本指で出来る範囲片付ける!!

AM9時30分,志乃先生が〔向日葵〕の花を持って来て下さる^^♪
昨夜から深夜に掛けて,強烈な痛みが左足を襲った話をする><。
そこへ,PT療法士の美香先生が,入院最後のリハビリを。
リハビリ中,小川先生が,“足が強く痛かったと看護師から聞いて来たけど,
今は大丈夫ですか?”と話している横で美香先生が,
“顔がパンパンに浮腫んでいますよ^^!”と私の変わりに説明をして下さる。

リハビリ終わる直後,主人が来て,“さ~,帰るぞ~!”
私に洋服を着替えさせてくれている時,前看護長だった日比野さんが,
“武下さん^^絵、観て来ましたよ。長い間,良く頑張っていてくれて,私達は皆,武下さんから,
こうして【生きて行く,生きて行かなければ】とか,人の気持ちなどを教えられる事が今も多くて,
本当に有難う!”と言われ,思ってもいない事での恥ずかしさと,
こんな風に言って下さる言葉に,この体になって21年間,死にたくなる程辛い事が多いけど,
正直,生きていて,生かされて此処まで来れた事,本当に良かったと心から思う!!
主人も帰りの車中,何度もその言葉を言いながら,“もう少し頑張ろうな^^”と話していました!!

家に帰る途中,次男の家に寄り,主人だけ家の中に。
未侑ちゃんは車に乗っている私の所に来て,“くーちゃん,お帰り^^お疲れ様でした”。
その未侑ちゃんの笑顔を見て,入院前の検査でレントゲンに写った白い影の事と,
主治医から言われた怖い病名も,ふっと消え,
せめて未侑ちゃんの成人式までは生きていたい><と,また欲が出る!!