知多半島には、連日練習や特訓に明け暮れ「全国大会」や「世界大会」を目指す子どもたちが大勢います。今回は、世界が実力を認める華麗なダンスを披露する、大府市在住の高校3年生・尋田 祈(ひろた・いのり)さんを紹介します!
祈さんは、2018年アメリカで開催されたストリートダンス・コンテストの世界大会「キッズ・カーニバル」にチーム「アーク・キッズ」のメンバーとして出場し、チャンピオンに輝きました。

祈さんのチームは、2019年にもイギリスで開かれた世界大会で優勝しています。

そして、2022年アメリカで開催された世界最高峰のダンスコンテスト「ワールド・オブ・ダンス」で4位に入賞。

3位との差は、わずか0.04ポイントでした。
「祈」という名前には、無事生まれてくるようにという両親の祈り込められています。

5歳の頃からダンスを習い始め、小学6年生の時に転機がやって来ます。
友達が通うダンススタジオの発表会を見てレベルの高さに衝撃を受けました。そのチームが、のちにメンバーとして参加し、世界大会にも出場した「アーク・キッズ」だったのです。
世界で活躍する祈さんも、普段は市内の県立高校に通う高校生。ダンスの道に進むか大学進学をするか悩みながらも、学校の後には名古屋のスタジオに通い、日々ダンスに磨きをかけています。
祈さんが最も影響を受けてきたのが、同じチームのリーダーで2歳年上のAROE(アロエ)さん。アメリカにダンス留学をしている実力者です。

「ダンス一本で頑張ろうかな」と思い始めたと言う祈さん。その決め手の一つに、AROEさんとの「(AROEさんが)留学から帰るまでに、先生になっていてほしい」という約束がありました。

祈さんは「自分の気持ちを自由に表現できるのがダンスの魅力」だと話していて、インストラクターとしてその魅力を伝えていきたいということです。
今後の活躍も見逃せませんね。知多半島から羽ばたく子どもたちが、日本や世界のトップに輝くのを皆で応援していきましょう!