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どうやるの?なにが必要なの?超初心者向け、知多四国めぐりの始め方。

2022年04月10日 (日)

暖かい春がやってきました。春は何か新しいことを始めたいと考えている人も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが知多半島にある八十八か所の霊場巡り。今回は「これから始めてみたい。」「ちょっと気になっていた。」という方に向けて、知多四国霊場巡りとお遍路さんについてまとめてみました。





知多四国巡りの基礎知識

知多四国霊場って?

「霊場」とは、神社や寺院、聖人の誕生地・居住地・墓など関わりのある場所をご利益があるとして信仰の対象にしたものをさします。なんだかおかたく感じてしまいますが、今でいうところの聖地。信仰者にとっての大変神聖な場所ということになります。

知多四国霊場は弘法大師(空海)にまつわる場所を霊場としています。ちなみに弘法大師とは、日本で13ある仏教宗派のひとつ「真言宗」を開いたお方です。



この人が弘法大師様です。この像は南知多町の聖崎(ひじりざき)公園から見ることができます。

知多四国霊場はどうやって始まったの?誰が決めたの?

霊場で最も有名なのは四国にある「四国八十八か所霊場」です。
四国の霊場は平安時代に弘法大師(空海)が、人々に災いが降りかからないことを願って修行や建立した寺院です。弘法大師がご入定されたあと、弟子や真言宗を信仰する人々がその軌跡を巡ったのが巡礼の始まりといわれています。
 


知多半島と弘法大師の関わりは814年。諸国行脚で訪れた際に風土が四国に似ていることから

「西浦や 東浦あり 日間賀島 篠島かけて 四国なるらん」

と歌を詠んで驚いたというエピソードが残されています。しかし知多四国の霊場は、この時に弘法大師が創ったものではなく、約1000年も後に開創に向けての動きが始まるのです。

 

1809年、知多市にある妙楽寺の第13世である亮山阿闍梨(りょうざんあじゃり)の夢に弘法大師が現れ、

「知多は我が宿縁(しゅくえん)深い地、時機は熟した。ここに霊場を開いて有縁(うえん)の衆生(しゅじょう)を済度(さいど)せよ。二人の道僧をさし遣わす。」

とお告げを残しました。今の言葉にすると

「知多は私と縁が深い。時期が来たのでこの地に霊場を開いて、仏の道に縁がある人たちを苦しみや困難から救いなさい。二人の助っ人を遣わせます。」

といったところでしょうか。
亮山は翌日からさっそく動き出します。



この人が亮山さんです。この像は知多市の妙楽寺にあります。

しかし、知多半島での霊場づくりは非常に困難を極めました。その理由は宗派の違い。
仏教には13もの宗派がありそれぞれ開祖も教えも異なります。真言宗において弘法大師様を奉るのは至極当然ですが、異なる宗派のお寺に弘法大師様を!というのは前代未聞。聞く耳を持ってくれるお寺はほとんどありませんでした。

それでも諦めなかった亮山阿闍梨は、16年という歳月をかけて説得を試み、その大業を成し遂げたといわれています。

知多四国霊場ができるまでのお話は漫画で読めますよ!


漫画はこちら


こうして弘法大師のお告げに始まり開創した知多四国霊場は、1番札所(ふだしょ)のある豊明市にはじまり、大府市、東浦町、半田市、阿久比町、武豊町、美浜町、南知多町、常滑市、知多市、東海市、名古屋市の12市町村にまたがっています。



GoogleMapで見る


「お遍路」ってなに?

お遍路とは八十八ヶ所の霊場をめぐる巡礼のことを言います。
知多四国霊場は全行程で194㎞。実は八十八ヶ所に加え、知多四国霊場を創った亮山阿闍梨を含む三人の出生地(開山所)や八十八箇所以外で弘法大師ゆかりの霊場(番外札所)なども含まれており、すべて巡るとなると正式には98か所になります。
ちなみにお遍路を巡る人のことを「お遍路さん」と呼びます。



いつ始めるのがいいの?

お遍路を始める時期や期間は自由。毎日こつこつ積み重ねるように巡る方もいれば、週末の休みを利用して少しずつ巡る人も。連続して行う必要はないので夏の暑い日や冬の寒い日などは避けても構いません。
無理なく楽しく巡ることができればOK!暖かくなってきた今はちょうど歩きやすい&巡りやすいかもしれません。


 

巡礼するとどんないいことがあるの?

車やバスがない頃はお遍路といえば徒歩でした。本家の四国八十八か所はおよそ1200㎞。歩くとなれば大変過酷な道のりです。その道のりはパワースポット巡礼の旅というノリではなく、まさしく「修行」です。
では、修行を必要としない人が巡礼をする意味とは?ひとつはもちろん「信仰」。そしてもうひとつは「新しい自分に出会える。」ということではないでしょうか。
一日一日歩きながら、楽しいことや苦しいことを思い出し様々なことを考えることで、自分を見つめなおすことができます。お遍路を行うと、こうした自分と向き合う時間を持つことができるので「新しい自分」を発見できるというわけです。



このように修行や信仰の意味を持つお遍路ですが、最近では健康維持のためや観光目的で訪れる人も増えてきました。もちろんそれも大歓迎とのことです。
季節を感じたり、その土地土地の風景・食や文化を楽しみながら非日常を楽しむのもいいですよ!
 




風景・食・文化を楽しむなら、知多半島体験レポの過去の記事も参考にしてください。
知多半島付近で獲れるイワシを求めて。
願いは叶う?恋愛を成就させる知多半島
ノスタルジックな街並みを楽しむ!常滑散歩
子どもと行く、ちょっとマニアな知多半島「北部編」
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どんな巡礼の仕方があるの?

知多四国巡礼ではバスや電車、車を利用している人が多め。他にも貸切タクシーや日帰り巡拝バスなどもあります。徒歩には徒歩の、交通機関には交通機関の良いところがあります。どうやって巡るか、近くにどんなものがあるか地図を見ながら計画するのも楽しいですよ!
注意点としては、車を利用する場合、細い道を通ったり、お寺によっては駐車場がない場合もあります。また、カーナビで調べると車でたどり着けないルートを案内されることもあるので、事前に調べおくのをお勧めします。





知多四国巡りの準備

巡礼に必要な持ち物は?

知多四国巡りを始めるにあたり準備するものは5つ。「納経帳」「納め札」「おつとめ本」「ろうそく・線香」「写経」です。

■納経帳
納経帳は各札所へ訪れた際に「ご縁を結びました」という証で印を押す帳面のこと。最近は御朱印ブームもあって御朱印帳を持っている方が多くいますが、納経帳と御朱印帳は異なるものになります。
御朱印帳は中ページが無地で、一冊に色々な寺社・神仏の御朱印をまとめるものですが、納経帳は霊場巡礼専用のもので一番札所から順に記載されており、巡った札所の御朱印をそこに押してもらいます。



また一冊を大切に使い巡礼の回数を重ねれば重ねるほど、印もまた重ねて押されていきます。これを重ね印とよびます。真朱になった納経帳は一生に渡っての功徳の証です。



知多四国霊場では2種類の納経帳があり、白色の納経帳は一冊1,500円で各札所にて販売されています。(一部取り扱っていない札所もあるようなので事前のご確認を。)
赤色の納経帳(2,400円)は1番札所 曹源寺以外では、ほぼ取り扱いがないようです。


■納め札
納め札は、参拝日、住所と氏名を記入したお札のことで参拝のご報告を意味します。



最初は白い納め札ですが巡礼の回数を重ねると札の色も鮮やかになっていきます。
・1回以上 白
・10回以上 緑
・20回以上 赤
・30回以上 銀
・50回以上 金
・100回以上はなんと錦!
……「錦色」? 錦とは、色や模様の美しいもの。様々な色糸を用いられた織物のことを指します。


※出典:Wikipedia「錦札」 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%A6%E6%9C%AD

札所でお遍路さんにあったら納め札の色を確認してしまいそうですね(笑)
残念ながら錦の上はないのですが、中には200回・300回を超える強者もいらっしゃるそうです。

白い納め札は200枚綴りで200円。
第1番 曹源寺・第18番 光照寺・第25番 円観寺・第26番 弥勒寺・第27番 誓海寺・第32番 宝乗院・第35番 成願寺・第36番 遍照寺・第37番 大光院・第38番 正法禅寺・第43番 岩屋寺・第51番 野間大坊・第62番 洞雲寺・第68番 宝蔵寺・第71番 大智院・第86番 観音寺・番外 浄土寺
などで購入できます。(品切れの場合もあるようなので事前のご確認を)


■おつとめ本
お経やご真言がかかれたジャバラの冊子です。
第1番 曹源寺で販売されています。




■ろうそく・線香
ろうそくとお線香も参拝の必需品。こちらは自宅にあるもの、または市販で構いません。納経所にて販売を行っているお寺もありますよ。




■写経
納め札と一緒に奉納するのが写経です。正式な巡礼では写経をお納めするのが良いとされますが、必ず要るというわけではありません。心からお参りするだけでも巡礼として大きな意味を持ちます。興味のある人はぜひ写経も試してみてくださいね。




■知多四国初めてパック



知多四国霊場巡りを初めて始められる方におすすめ。「納経帳」「各寺院の解説がついたガイドブック」「おつとめ本」「納め札(白)」に特典としてDVDが付いたパッケージをちたまるショッピングにて販売しています。
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どんな服装で巡ったらいいの?

お遍路さんといえば、白装束にすげ笠をかぶり、金剛杖をついて歩いているイメージがあるのではないでしょうか?これはお遍路さんの正式な衣装ですが、巡礼を始めるためにすべて揃える必要はありません。



服装は動きやすい&歩きやすい自由な恰好でOK!最近では白衣だけを身に着けたり、洋服のまま巡礼するも多くいらっしゃいます。決まりではありませんが、白衣やすげ笠を着用するとお遍路さん気分がアガるのでオススメ!



白衣は、
第1番 曹源寺・第17番 観音寺・第18番 光照寺・第21番 常楽寺・第25番 円観寺・第26番 弥勒寺・第28番 永寿寺・第29番 正法寺・第71番 大智院・第83番 弥勒寺・第85番 清水寺・第87番 長寿寺・第88番 円通寺
などで販売しています。
菅笠はAmazon・楽天で購入可能です。

こうしよう!参拝の仕方

なにが正しいのか迷いがちな参拝方法ですが、知多四国霊場のサイトでは、このようなかたちで参拝をすると記載されていました。

(1)札所へ到着したら合掌して一礼をします。
(2)手を洗い、口をすすぎ、身を清めます。
(3)先ずはろうそく、線香を捧げます。
   納札や写経などを納め、お賽銭を納めます。
   本堂をお参りします。
   ※本堂と弘法堂が同じ場合は一緒にお参りします。
(4)次に弘法堂を参りし、
   合掌し、心を込めてお経を唱えます。
(5)納経所で納経印を頂きます。

なんとなくわかりますが、「お参り」って具体的に何するの?本堂と弘法堂っていけばわかるの?お経ってどうやって読むの?必ず読まないといけないの?などなど、細かいところがわかりません……。





というわけで、実際に参拝してきました!

初めての参拝は、南知多町内海にある46番札所の如意輪寺(にょいりんじ)さんへ行ってみました。ちなみに知多四国巡りは1番札所から回らなくてもOKです。
如意輪寺は、奈良時代に井際山観福寺の一院として創建され、実際に弘法大師も滞在し修行したといわれるお寺です。



海の近くということでこんな絵馬も!



ご住職にわからないことをいろいろ聞いちゃいました。





とても親切に教えてくださるご住職。

いざ!参拝へ!

まずは山門の前で合掌・一礼をします。







手水舎で手を洗い、口をすすぎましょう。



コロナ感染対策のため手水舎を閉じているお寺もあります。その場合は、お清めはしてなくても大丈夫ですよ!



身を清めたら、まずはろうそくと線香を捧げましょう。
如意輪寺さんでは、それぞれ手作りのBOXが用意されていました。四方から開けられるようになっており、風下から安全に奉納することができます。ご住職のご配慮ですね!



ところで線香って何本使えばいいか迷ったりしませんか?住職さん曰く「正確に決まっているわけではないですが3本がよろしいですよ」とのこと。3という数字は三宝(仏・法・僧)という意味があり、仏教ではとても大切にしている数字なんだそう。





ろうそくと線香を奉納したらいざ本堂へ。
まずはお賽銭を入れ、ご本尊様へ合掌&一礼してご挨拶をしましょう。






   
正式な巡礼では本堂でもお経を読むのが良いとされていますが、初心者なら「ご真言」を唱えるだけでも大丈夫。
お経とご真言は「必要な持ち物」の中にある「おつとめ本」に書かれています。おつとめ本は、1番札所の曹源寺で販売されています。



おつとめ本は、ちたまるショッピングの「知多四国初めてパック」にも含まれています。
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お経を読む場合は、こちらの面をすべて読んでください。

 

ご真言の場合、ご本尊様によってご真言が異なります。知多四国霊場だけで17尊おられます。
どれを読むかは、ほとんどのお寺で本堂の前に掲げられているので大丈夫!



本堂へのお参りの次は「弘法堂」へ移動します。
弘法堂では、納め札・写経・お賽銭を納めましょう。納めたお札と写経は、護摩祈祷(ごまきとう)でお焚き上げしてもらえます。
そして改めて合掌と一礼し心をこめてお経を唱えます。









最後に納経所で納経印をいただきます。納経印はどの札所も一律100円。札所印、三宝印、お寺の印の3つの印を押してもらいました。
 






今回は納経帳にいただきましたが、白衣や朱印軸に押印してもらうこともできます。
最後に山門で合掌・一礼をして参拝は終了です。





 
いかがでしたか?
霊場巡りは心身を磨く修行とされてきました。しかし今は観光のため、健康のため、信仰のためなど様々な楽しみをもって巡る人が増えています。
知多半島にはまだまだ魅力的なスポットがいっぱい!壮大な歴史とともに非日常の雰囲気を感じてみませんか。





【施設情報】

如意輪寺
https://r.goope.jp/nyoirin-temple/

住所:〒470-3321 愛知県知多郡南知多町内海中之郷12
TEL:0569-62-0109
駐車場あり

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