紅梅 花言葉「優美な人」
2018.03.26
寒い冬の最中に,春の訪れを最初に告げるのが,梅の花。梅は奈良時代に中国から伝来しました。
梅の呼び名も,中国読みの「メイ」が変化したものとも,「うむみ(塾実))」が変化したものと
色々な説があり,九州地方に古くから自生していたとも言われていますが,
通説としては中国から伝来してから育成され改良され,今の梅の木になったと言う説が一般的です!!
花言葉の由来のほとんどは,見た目の美しさや雰囲気から来ているとされていますが,
その中で梅の花の〔忠実〕〔忠誠〕には,次のような由来があります。
☆【〔忠実〕と言われる花言葉の由来=平安時代に菅原道真と言う貴族がいました。
皆さんがご存知の天神様と呼ばれる学問の神様です。
道真は醍醐天皇の御代に右大臣にまで上りつめましたが,時の左大臣である藤原時平との政争に敗れ,
大宰府に左遷される事になってしまい,無念の思いのまま引っ越さねばならなかった道真は,
屋敷で慈しんでいた庭の木々に別れを言い,中でも梅の木には,
《東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな》と言う歌を送りました。
主人を忘れる事が出来なかった桜は悲しみで枯れてしまい,
松と梅の木は大宰府にいる道真の元へと空を飛んで行きましたが,
残念ながら松は途中で力尽きて落ちてしまいました。が,梅の木だけは道真の元に辿り着き、
それが,大宰府天満宮で飛梅と呼ばれる梅の木です。その事から〔忠実〕と言う花言葉が生まれました!!】。
☆【〔忠誠〕と言われる花言葉の由来=主君への忠誠を貫き通し仇討ちした事で有名な,
赤穂浪士のお墓が泉岳寺にあり(忠臣蔵の事です)。
ここには浅野巨匠頭の妻であった瑶泉院が,浪士の墓守をしていた尼に,
墓に植えて欲しいと託した梅の木があり,尼は浪士の墓の傍に,この梅を植えて終生大切にした。
この事から〔忠誠〕と言う花言葉が付いたとされています!!】。
他に,『白=気品・澄んだ心』『赤=優美な人・優雅』
『桃色=清らかさ』があります。又,実は,【薬や食用】として重宝されています!!